ADX Consulting社長を務めています長谷川と申します。今回、日本オラクル様のご招待で鈴鹿にF1日本グランプリ観戦に行ってきましたので、その内容とOracle社の素晴らしさをコラムにさせていただきます。
Oracle社の印象
Oracle社についてどのような印象をお持ちでしょうか?クラウドコンピューティングで強みをもつ企業でOracle Cloudをはじめに思い浮かべる方も多いことでしょう。Oracle Cloudの包括的ラインアップからなるSaaS、PaaS、IaaSのサービスも充実していることもよく知られています。その中で特に、Oracle Cloud at Customerは、セキュリティ上の課題解決とOracle Databaseをクラウド上で利用できる点で注目されています。
「Oracle Red Bull Racing」F1スポンサー
そのOracle社ですが、F1(Formula 1)のスポンサーであることも忘れてはいけません。
最近の10年で最も成長したスポーツとしてF1が挙げられることをご存じでしょうか。ヨーロッパがメインだったF1がアメリカで大ブームになりました。2015年にF1に参加していたアメリカ企業は45社でしたが、その後テック系大企業がF1スポンサーとして名乗りを上げることになります。Amazonやグーグル、そしてOracleです。
参考:この10年で最も成長したスポーツに…「F1」の人気が世界中で爆発することになった2017年の大変化 「F1不毛の地」アメリカでの空前のブームが後押し (6ページ目) | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
F1のチーム「Oracle Red Bull Racing」はOracleとのパートナーシップを背景にOracle Cloudを活用し世界で熱く戦っています。チームはレース戦略を数十億パターンシミュレートしていますが、これにはOracle Cloud Infrastructure(OCI)が使われています。ここから導きだされる戦略からMax VerstappenやSergio Perezなどのドライバーが勝利を得ています。OCIの役割は「レース当日のリアルタイムの意思決定をサポート」であり、これによりMax Verstappenが2021年のドライバーズチャンピオンに導かれました。
2026年のエンジン開発もOracleが携わりました。Red Bull PowertrainsはOracleの協力のもと、ハイブリッドパワーユニットの設計と構築を行いました。エンジンの燃焼室のモデリングの最適化、性能向上に注目されましたがコストを削減できたこともOCIの功績です。開発だけにとどまらずファンエンゲージメントにも貢献しました。ファンはコンテストの参加やデザインへの挑戦、「Oracle Red Bull Racing Paddock」などのプラットフォームを通じてアクションに近づきました。Max Verstappenは2021年のドライバーズチャンピオンシップのタイトルを獲得しました。トラック上でもオフでもOracleのサポートは常に注目されました。
テクノロジーとデータを使用しOracle Red Bull Racingは、Formula 1の世界で先行し続けています。
参考:オラクル・レッドブル・レーシングがここに – データで駆動し、勝利へと向かって発進Red Bull Racing | オラクル | Oracle 日本
F1 Paddock Clubとは
F1好きの方はよくご存じの通り、オラクル社は2022年シーズンからトップチームのRedBull Racingのスポンサーとなっています。昨年2023年、RedBullはエースドライバのMax Verstappenと、メキシコ人のSergio Perezのコンビで一度も首位の座を明け渡すことなく、ダントツの優勝、文字通りチャンピオンチームであり、今年2024年今シーズンもチーム、Verstappen共に既に2勝を挙げて首位で迎えた第4戦目となります。
4月のこの時期に日本グランプリが開催されるのは初で、丁度桜満開と重なっての「お花見」グランプリとなりました。
今回は日本オラクル様のご厚意により、F1Padock ClubというF1ホスピタリティの頂点である特別観戦ラウンジからの観戦となりました。 F1Padock Clubは世界の各F1サーキットの中の最も完璧な場所に位置しており、
下の写真にあるような各チームのピットはラウンジの真下にあるので整備作業の様子やタイヤ交換練習、レース後の祝賀会など、重要なイベントを最前列で観戦できます。
F1 Paddock Clubという世界レベルのホスポタリティを通して、改めてファンをすごく大切にしているんだなということを実感しました。例えば、王者RedBullチームでも下のように、ピット作業風景も親しみやすく丁寧な解説付きで紹介してもらいました。
F1ってオリンピックとサッカーワールドカップに次ぐ世界で3番目に大きなスポーツイベントだってご存じでしたか?年間の観客動員数は600万人近くに及びメディアでの視聴者数20億人とも言われるビッグビジネスです。根底にはファンやスポンサーを大切にする歴史、文化を感じました。
Oracle社のF1への貢献
F1は今やサステナビリティが最優先で求められる世界において、如何に厳しいレギュレーションやコストキャップの中で知恵と技術と資本を駆使して世界の頂点を目指すかという凄まじいスポーツです。
1開催あたり、チームは1000回以上の設計変更を繰り返し、1シーズンでは合計30,000回以上にも及ぶそうです。こうなるともはやIT、バーチャルシミュレーションの技術なしには競えない。
そういう中でOracle社はRedBullチームに対しOCIを中心にAI活用やデータ分析サービス、HPCサービスを提供し、車両の設計開発、走行支援からファン獲得・維持などのマーケティング活動をも支援しており、その効果はこの2年の成績に顕著に表れていると思いました。こうして考えると改めてOracleのロゴが大きく見えました。
4/5の金曜日は初日で2回のプラクティス走行が行われ、左のようにPadock Clubのラウンジの目の前が鈴鹿サーキットのホームストレートであり、身持ち良くF1マシンの音を堪能しました。
また、下はRedBullチームのタイヤ交換練習風景、さすが王者の貫禄でメンバ全員に余裕を感じました。御覧の通り、まばたきする間に4本のタイヤ交換が完了します。
多くの方々とお知り合いに
今回のイベントを通じて多くの方々とお話しすることができました。
まず日本オラクルの三澤社長。自ら精力的にご挨拶に回られており、このイベントにかける日本オラクルの意気込みを感じました。
もっともっと大きなビジネスに繋げていかなければ
こういった貴重な体験とコミュニケーションの場をご提供いただけたのも、日頃から大変お世話になっている、日本オラクル アライアンス統括の林徹本部長(下写真)のおかげです。
今回も何から何まで大変お世話になりました。
改めて感謝するとともに、こういうお付き合いやコミュニケーションをお互いのもっともっと大きなビジネスに繋げていかなければと、改めて意識した次第です。
再来週のOracle Partner Sucess SummitとOracle Cloud World Tokyoもしっかりと頑張ってさらなる関係強化とビジネス拡大に繋げたいと思います。
Oracle CloudWorld Tour Tokyoに出展
当社は、2024年4月18日(木)に開催されるOracle CloudWorld Tour Tokyoに出展いたします。
昨年Oracle Japan Apps/SaaS Partner Award Innovationを受賞した「Madis」をはじめ、ERP・EPM構築をご検討の皆様にお役立ていただけるサービスをご紹介予定です。ぜひご来場ください。