こんにちは!ADXCのERP/EPM事業部でプリセールス担当のKです。
今回から、『Oracle Fusion Cloud ERPの基礎』と題して、弊社が導入コンサルティングサービスを提供するOracle Fusion Cloud ERPについて、初学者の観点から共に学ぶコラムを掲載します。 私プリセールスKとともにERPを勉強していきましょう!
第1回目は、ERPの概要とOracle Fusion Cloud ERPでどんなことが出来るのかについての紹介です。
ERPとは?
ERP=Enterprise Resorce Planning の略で、日本語では企業資源計画・統合基幹業務システムなどと訳され、財務、人事、調達、生産、在庫管理などといった企業の経営資源を一元的に管理して最適化するためのシステムを指します。
具体的にOracle Fusion Cloud ERPでどんなことが出来るのかについて3つ紹介します。
統合管理による業務の効率化
ERPを使う場合、人事や財務といった企業の日々の運営に必要な活動(業務プロセス)について一つのシステムに統合します。
これまでは各部門で独立したシステムを使い、各データが異なるデータベースに分散してたため、部門間のデータの一貫性がありませんでした。さらに最新情報もリアルタイムで取得できないため、業務の効率性が低い一因となっていましたが、ERPは各部門の最新情報をリアルタイムで共有するため、業務の効率化につながります。
具体的な事例を挙げましょう。
例えば社員数が数百人、数千人規模の企業の場合、従業員の勤怠管理や給与計算を複数のシステムで管理していたら手間がかかり、入力やデータ反映ミスも発生しやすくなってしまいます。
ERPによるデータの統合管理は、お客様の業務効率化に大きく貢献するといえるでしょう。
迅速な意思決定
また、データの統合管理によりリアルタイムでの洞察が得られることから、迅速な意思決定も可能です。
例えば在庫管理部門の場合、各商品の在庫や消費がリアルタイムでERP上で確認できるため、売り上げ傾向を基にして補充や在庫を調整する意思決定がしやすくなります。
システムの柔軟な拡張
Oracle Fusion Cloud ERPでは、新しい機能が年4回のアップデートで自動的に提供されます。そのため、オンプレの旧来型ERPと異なり、企業は常にシステムを最新の状態で活用することが出来ます。またOracle Fusion Cloud ERPのようなクラウド型ERPであれば企業のニーズの変化に応じてモジュール追加など機能の拡張が可能です。
まとめ
いかがでしょうか。Oracle Fusion Cloud ERPでどんなことができるかをご紹介しました。私が最初にERPの画面を見たときはどこにどのような機能があるのかさっぱりわかりませんでしたが、徐々にERPを学んでいければと思います!次のコラムではOracle Fusion Cloud ERPがほかのERPと何が違うのかご紹介します。ぜひご覧頂けると嬉しいです。